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深圳という都市について聞いた事があるでしょうか?深センはおそらくほとんどの日本人にとっては馴染みのない都市かもしれませんが、実は中国版のハードウェアシリコンバレーとして世界的に注目が集まっている中国の都市です。

 今回はその中国版シリコンバレーの深圳を実際に訪問等をして調査してきたので、中国経済の背景とともに深圳のスタートアップのエコシステムの仕組みに迫りたいと思います!

近年、中国はGDP成長率が低下するなかで中所得国家から脱皮するために、「ベンチャーのゆりかご」ともいわれるほどのニューエコノミーを加速させています。
その背景には
①14億人の若い世代が一日中ネットを利用していることで形成される巨大な市場
②BAT(Baidu、Alibaba、Tencent)という巨大企業の存在
③野心的で放任主義な政府の三つがあります。
その中でも、深圳は顕著なスタートアップ加速都市として認識されています。

深センは公式的には1191万人(実際は1800万人以上)の人口であり、1978年以降に経済特区に指定されてから、40年間で急速にエコシステムを発展させました。
さらに20代~30代の若者が多く、高齢世代が全体の2%を切っていることも特徴的です。
国際特許数では深センが中国全体の約半分を占めており、中でも南山区はその大部分(中国全体の4分の1)を占めています。

 そして、深センにある有名企業の本社の一つにドローン会社最大手DJIがあります。
近年話題になっているドローンに興味がある人にとっては、深圳というワードは一度聞いたことがあるかもしれません。中国では、既に普及しているスマホ・タブレット・ノートPCの市場に引っ張られる形で、「空飛ぶスマホ」ともいわれるドローン市場とスマホを中に入れて利用することも多いVR市場が拡大してきています。
現地で成功している起業家には、1980年以降に生まれ、理系有力大学を卒業し起業した人物が目立つそうです。

また、海外系アクセラレーターHAXの本社も存在します。
HAXは1000ものスタートアップの中から30のスタートアップを選抜し、6~9%の株式を取得することを条件に10万ドルを出資し支援します。さらに、現地ではミートアップ等の物理的な交流と同時に、WeChatと呼ばれるチャット空間でも瞬時に交流を深めることが多いのも特徴的です。

深圳は従来、世界の工場としての役割が強く製品の組み立てを請け負っている工場が多く近接しています。そのため1時間~3時間の範囲で様々な部品を揃える事が出来ます。
このような地理的近接性の優位性はシリコンバレーについてもよく指摘されます。

 さらに、深センの特徴として、新しいプロダクトを生み出すハイテクエコノミーと模倣したプロダクトの廉価版を大量生産するゲリラエコノミーが両立していることがあります。
以前まで中国に多かった後者の模倣型のエコノミーは今後減少していくと見られていますが、両方のエコノミーが共存しているのは世界中で深センだけだといっても過言ではないようです。

上昇志向であり、スタートアップを活性化しようと試みる深センでは様々なところにメッセージが展示されています。

中国共産党の支援によってスタートアップが活性化している深センは、至る所に共産党のマークをモチーフにしたアートが散りばめられています。

深センの急成長を表す、テンセントの新本社。

テンセントが情報収集技術を活かして、さらなる経営多角化戦略に出ることによって、ますます深センの発展に注目が集まっています。世界の注目が集まる深センに今後も継続して調査を行ってまいります!!

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