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ミャンマーと言えば、みなさんはどのようなイメージがあるでしょうか?
軍事政権やアウン・サン・スー・チーさん等のイメージが強いですよね!
実はミャンマーは東南アジア最後のフロンティアと呼ばれる程、スタートアップ界隈から注目を集めています!
そんな、世界から注目を集め始めたミャンマーに現地調査に行ってきたので、その様子をお伝えします!

ミャンマーの基礎情報としては歴史的にイギリスと日本の植民地を経験しており、長い軍事政権による統治など暗い側面を持っています。

しかし、2015年にアウン・サン・スー・チーさん率いる国民民主連盟が与党を打ち破り、

一気に国が民主化へと方向を変えていきました。

また、経済的にも国際社会に復帰をした転換点と言え、東南アジア最後のフロンティアと呼ばれるように経済成長がとても期待されている国となっています。

では、ミャンマーのどのような点がスタートアップのエコシステムを形作るために有効に働くのでしょうか?

 1 英語話者が多い

ミャンマーは歴史的にイギリスの植民地時代があり、街の中心部ではイギリスの植民地時代の建物が今もそのまま残っています。イギリスの植民地時代の影響もあり、現在でも同じ東南アジア諸国と比較した場合に英語話者が多いように感じます。実際に現地調査の間で英語を流暢に会話出来る人が6割、英語を理解出来る人が3割、1割がハロー程度の理解力でした。

これはこれまで調査してきた、他の東南アジア諸国と比べると非常に高い割合で英語話者が多いと言えます。また、日本の植民地時代の影響からか日本語の基礎会話を出来る人も多くおり、街では簡単な会話をよく投げかけられました。英語話者が多い事によって、他国の最新のビジネスモデルやプロダクトの情報をインターネットを通して知ることが出来ることや、他国のメンター等とディスカッションを行えるので、他国の先進事例やナレッジを学ぶ事が出来る点に大きなメリットがあります。これはミャンマーだけではなく、世界中の都市で言えることです。

2 ネット環境の整備

ミャンマーは急速にインターネット環境が良くなっており、現地の人によると年々ものすごいスピードでインターネット環境が整備されていると聞きました。また、スマホの普及率もとても高く、上記の写真の様に路肩で野菜を売っている人も家族と電話等をしながら野菜を売っていたりもします。ヤンゴンに関してはほとんど全員の人がスマホを持っているように見えました。スマホのメーカーは他の発展途上地域と同様にoppoやHuaweiなどの中国製の安価な物がとても人気の様です。実際に現地滞在中もインターネットへのアクセスで不便を感じたこともなく、サイトが制限されている等の規制もないために、日本国内にいるのと同じようにリモートワークを行う事が出来ました。また、Simカードも特に制限なく販売されており、非常に高速な通信を行う事が出来、日本にいる際となんら変わりなくスマホを使う事が出来ました。

東南アジア地域で最も利用されているライドシェアサービスGrabのステッカー

 ヤンゴンを中心に展開するフードデリバリースタートアップ、Yango Door 2 Door

3 海外のビジネスモデルの流入

ミャンマーも他の東南アジア地域と同様にアメリカ、シリコンバレーを中心として成功したビジネスモデルの導入に積極的です。
東南アジア地域ではライドシェア大手のUberがGrabと合併した事は有名ですが、ここミャンマーでもGrabがとても普及しています。ミャンマーでは他国と違い、 TaxiがそのままGrabの車として利用されている事もあり、とても台数が多く、Grabを呼んでから1分以内に迎えに来てくれる事も多々あり、とても利便性がよくなっています。

また、同じ様にDeliverooやDOORDASHの様なフードデリバリー系のスタートアップもヤンゴンに出来ており、こちらは他国の企業が進出した物ではなく独自のスタートアップ

Yangon Door 2 Doorという物になります。

街の到るところで、このスタートアップのロゴを付けた配達員を見つける事が出来ることからも、海外のビジネスモデルが受け入れられやすい環境にある事が分かります。

ミャンマーの様にこれまで閉鎖的だった国が、経済面で開放されると規制が未整備な面もあり、この様に海外のスタートアップやビジネスモデルが急速に広まる事があります。

4 スタートアップを成長させるためのアクセラレーターの進出

スタートアップが成長していく上で重要な要素のひとつが起業を経験したことのあるメンターや、同じ様にスタートアップを経営している起業家とのネットワークと言えます。

また、投資家等にピッチを行い、投資を受ける機会を作る必要性があります。

そういった機能をサポートするアクセラレーターがヤンゴンに進出している点も、これからのミャンマーのスタートアップ、エコシステムへの期待の表れと言うことが出来るかもしれません。こちらのPhandeeyarはヤンゴンの中心部に位置するアクセラレーターでオーストラリア出身、ハーバードのケネディスクールで学んだ、起業家のデイビッドさんが作ったヤンゴンで最もスタートアップが集まる場所となっています。

実際にPhandeeyarを訪問した際には、ミャンマー人のスタートアップの人々だけでなく、欧米系のスタートアップの方々も多く働かれていました。

このように海外のスタートアップを経験した人が中心となり、ミャンマーのスタートアップエコシステムを牽引することにより、最新のビジネスモデルやナレッジがシェアされ、ミャンマー国内のスタートアップの勢いが今後ますます進んでいくと予想出来ますね!

 大人数がミーティング出来るブースも用意されている。

 スタートアップが自社で採用したい人の求人募集をボードに貼っている。

キッチンもあり、一日中働いていても困らないように工夫されている。

内装も欧米系のコワーキングスペースに近い作りになっており、ミャンマーの一般的な建物や内装よりもかなり近代的な作りとなっている。

5 規制やインフラ等が未整備

  ビジネスチャンスが至る所に眠っている可能性

これまで説明させていただいた様にミャンマー経済が急成長している一方、まだまだ規制やインフラ等に未整備な部分も多く、そういった部分にかなり多くのビジネスチャンスが眠っている可能性を秘めています。また、多民族国家という特徴もあり、他の東南アジア同様にそれぞれの宗教や文化に合わせたスタートアップの成長が見込め、ミャンマーで成功したスタートアップのビジネスモデルを東南アジア地域に応用する事も容易に行いやすいので、ミャンマーのスタートアップ環境は経済成長とともに今後もさらに成長していくと予想されます。

これまでご説明させていただいた条件とまだまだ海外のスタートアップやビジネスモデルが広まりきっていない点からもミャンマーが東南アジア最後のフロンティアと呼ばれている理由が納得出来ますね!


RouteX Inc.では引き続きミャンマーのスタートアップとの連携を含めた現地調査を行っていきます!
ミャンマーのスタートアップ環境について、さらに詳しくご興味のある方はお気軽にお問い合わせください!!

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