Googleのスタートアップ向けのコワーキングスペースGoogle Campus。
現在ロンドン、マドリッド、サンパウロ、ソウル、テルアビブ、ワルシャワ、そして最近完成したベルリンの世界7箇所にあります。
RouteXでは今までロンドン、マドリッド、テルアビブを訪問しましたが、今回は韓国にあるGoogle Campus Seoulで実際にイベントに参加してきました!
その様子をお伝えしていきます!
Google Campus Seoulはソウルの中心に位置する、ショッピングモールの地下一階に併設されています。他都市のロンドンやマドリード、テルアビブと比較するとかなり入りやすい雰囲気となっています。
Google Campus Seoul内にはカフェが併設されています。
世界中のGoogle Campusの統一された方向性として
Come Start Something
Strong community to show you the way.
Strong coffee to fuel the journey.
何かをするために集まり、
強いコミュニティを作り、
旅のためのコーヒーを飲もう
というフレーズに表されているように、Google Campusにはカフェが併設されており、
ゆったりとした雰囲気の中、仕事が出来る環境が作られています。
Google Campus Seoul内のカフェは木を基調とした暖かいデザインで、落ち着いた雰囲気の中で作業することができます。カフェの一部はquiet Zoneになっていて、作業に集中したい人にもありがたい仕様となっています。
訪問した当日、奥の会場では「101Startup Korea Demo Day」というイベントが開催されており、入り口近くのスペースには韓国のスタートアップがブースを開き、それぞれのスタートアップの魅力を伝えていました。韓国メディアによる取材も行われていたようで、Google Campuが韓国のスタートアップエコシステムにおいて重要な位置づけを担っている事も伺えますね!
イベントスペースには世界中にある、Google Campus 6箇所それぞれのロゴが設置されていました。Campus Berlinは出来たばかりという事もあり、まだ仲間入りしていませんね。
Google Campusはアジアではソウルのみという事もあり、日本に来る日が待ち遠しいですね!
「Find People」のボードには、たくさんの名刺があり、人材募集の宣伝を行えます。
簡単にどんな人材を求められているか見ることができとても効果的ですね。
具体的にどんな人材が必要か書いているメモもあれば、「自分たちと新しいイノベーションを起こそう!」という熱い想いが書かれた名刺も。様々な人たちが集まるコワーキングスペースになっているようです。
Google Campus Seoulに特徴的なのが、この開放的な中庭スペース。
落ち着いた雰囲気のカフェとは打って変わって、談笑しながら昼食をとったり仲間同士で気軽な交流ができます。
ちなみに中庭の中心にはユニコーンが泳いでいます。
スタートアップにおけるユニコーンが表す意味は非上場&評価額が10億ドル以上(約1000億円)の企業の事であり、「噂は聞くが、誰も見たことがない」というところからかなり珍しい急成長スタートアップを指す言葉として使われています。
ユニコーン企業であった代表例としてはFacebookやUber等が挙げられます。
ユニコーン企業を目指す事がスタートアップの大きな目標の1つと言えるかもしれません。
中庭にはサッカーのボードゲームも置かれています。遊びを通じて交流もできるようになっています。こういった遊びを通したコミュニケーションから新しいアイディアが生まれる場合も多く、スタートアップ関連の施設や企業では様々な遊びのグッズが置かれている場合が多いです。
今回のDemo-Dayに出展しているスタートアップを1社簡単にご紹介します。
こちらは「KIDS GROUND」という、子供向けの習い事教室と利用者をつなぐ教育系スタートアップ。
こちらがサイトの様子。ゴルフ教室や音楽教室などから通いたい教室を選び、日程や時間帯を指定して利用する体験シェア型のサービスです。まだまだ規模は大きいものでは無いようですが、こうしたスタートアップの初期のグループでも出展できる気軽さが今回のDemo-Dayの魅力のようです。
アジアではここソウルにしかないGoogle Campus。日本もスタートアップ熱を加速させて、アジアの中で遅れをとらないようにしていきたいですね!
いつか日本でもGoogle Campusが開設する日が来ることを願っています!
これからも、スタートアップには欠かせないコワーキングスペースの取材を行なっていきたいと思います!
最近、大阪イノベーションハブを中心としてFacebookの世界的エンジニアのコミュニティ形成プログラムDeveloper Circle Osaka from Facebookがローンチされました。
こちらも大阪を中心としたスタートアップのエコシステムを形成する大きなパワーを秘めています!