今回はシリコンバレーの主要イベントに数えられるStartupGRINDが開催する
Global Conference 2018に参加してきたので、熱気溢れるシリコンバレーでのイベントの様子をお伝えします!!
シリコンバレーでは他にもFacebookのDeveloper 向けカンファレンス”F8″やTechCrunchの”Disrupt”があります。
そして、2018年2月13日・14日に行われた”Global Conference 2018″は、StartupGRINDが主催するイベントです!! Google for Entrepreneurs も運営に携わっているなど、そのイベントの大規模さが伺えます!!
StartupGRIND Global Conference 2018はシリコンバレー、レッドウッドシティに位置する歴史あるFox Theatreで行われました!
イベント会場の近くには、レッドブルカーも来ており、とても活気のある雰囲気です。
イベントでは、Googleなどの大企業やVC、スタートアップのCEOなどが登壇して自社について戦略の詳細や成長までの経緯を語ってくれます。
例えばGoogle VenturesのAnna Pattersonさんは、投資するスタートアップの選ぶ際に以下の三点を重視していると語りました。
①他のファウンダーや友人の紹介であること
②3D mapping等に関するクローズドなプロダクトであること
③ファウンダーとの会話などで「手掛かり」を探すこと
と答えていたりとスタートアップにとって一番聞きたいVCやCVC側の意見が聞ける事は非常に意義のあるカンファレンスと言うことが出来ますね!
このようなトークセッションの場合にはシリコンバレーで最も有名なスタートアップやTech系のメディアTechCrunchのライター等がモデレートしているという事もあって、スムーズにみなが聞きたい質問の答えを引き出してくれます。
また、セコイアベンチャーパートナーズのStacey Curry Bishop氏はビジネスの危機的状況においてピボット戦略がいかに重要であるかも語っています。
「ピボットをせずにそのまま諸々の費用を払い続けることは失敗以外につながらない」と力説する姿は印象的でした。
また、いくつも会場がある中に、ネットワークテントという場所もあります。
ここにはお金を払うことでブースを出しているスタートアップの社員と会話したり、名刺を交換することができます。(ちなみにブースを出しているチームは、「スタートアップ」と「スポンサー」の2種類がありますが、前者は2500ドル支払うことで参加しており、後者はさらに大きな額を支払って参加し、宣伝効果やネットワーキングを図っているようです。)
また、面白いことにindeedという企業の社内ベンチャーのチームも参加していました。
出展しているスタートアップは様々な自社に関連したグッズを配っていますが、中にはこのようにルーレットによって、グッズを何にするかといったような遊び心に溢れたスタートアップもあります。
また、中にはこのようにドーナッツを壁に貼り付けて自由に取れるようにしているスタートアップもあります。かなり甘いですが非常においしくいただきました!
このようにして、出展している企業はどこも参加者たちに印象付けるように様々な工夫を施しています!
さらに、8人ほどのスタートアップCEOが66秒間ずつで自社をアピールする「エレベーターピッチ」も行われています。今回、私が目にしたピッチでは、なんと日本人CEOの方が2~3人もいました!
そして、聞きやすくインパクトのあるピッチが他CEOから続々と披露されるなか、美容(特に「におい」)に関するプロダクトを開発している黒木さんは、「私たちのブースには、皆さんのにおいを分析するプロダクトがあります。この正確さは皆さん自身のご友人やパートナーが証明してくれるでしょう!」というユーモアで会場を笑わせ、見事なピッチを披露していました。
今回のStartup GRIND Global Conference 2018の中で最も注目されたのが シリコンバレーだけでなく、世界中で必須になりつつあるビジネスSNS Linkedinの創業者Reid Hoffmanのトークセッションではないでしょうか。
シリコンバレーではLinkedinのアカウント無しでは生きていくことが出来ないと言われる程の必須サービスですが、そんなサービスを作った創業者の未来に対する予想はとても興味深いですよね! 実際、Reid Hoffmanが登場した際は参加者の方々はスタンディングと拍手で迎えていた事からも彼の発言の隅々に注目が集まっている事がよく分かります!
実際にReid Hoffmanの様な有名起業家が多く集まるGlobal Conferenceの人気は単にトップ起業家やVCの人々の知見を聞けるだけでなく、その距離間にあるのではないでしょうか。
眼の前にスタートアップから大企業まで成長させた起業家がいると思うと、それだけで大きなモチベーションになりますよね!
StartupGRIND Global Conferenceの一番の参加する意味はそこにもあるかもしれません!!
こちらでGlobal Conference2018にて行われた、Linkedin創業者Reid HoffmanによるAutonomous Vehicles and AI: Future of Transportationについてのトークを見ることが出来るので、ぜひ見てみてください!!
StartupGRIND創業者であり、CEOである Derek Andersenも普通に会場をうろうろしていたりします! 世界中にスタートアップや起業家のコミュニティを作ったDerek Andersenも本当にすごい人ですよね! シリコンバレーの中でもかなり大規模なイベントという事もあって、Derek AndersenやReid Hoffmanのような世界中に名前が知られているような人がたくさん来ているので、StartupGRIND Global Conferenceで得た知識だけでなく、スタートアップの熱気やモチベーションを感じ取ることによって、自身のモチベーションを上げて将来のVisionを形作っていくことに今回のGlobal Conferenceの意味があるのではないかと感じさせられますね!!
そして、最終日のフィナーレでは、Derek Andersenが参加者に壇上に上がるように呼びかけ、それぞれに質問やトークをする事によって会場を盛り上げていました!
このような、大規模なイベントによって、スタートアップのネットワーキングが促進され、他地域から人材やメディアが集まってくることは、スタートアップのエコシステムの形成過程として非常に重要です!
ぜひ、みなさんも来年のStartupGRIND Global Conferenceに参加してみてください!
その熱気や盛り上がり、スタートアップの将来性に感化されて、きっとみなさんのモチベーションやVisionにプラスの影響を与えてくれるはずです!!