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ロシアのVC PULSAR主催 Japan Bootcampにメンターとして参加!

2020年6月8日〜12日にかけてロシアのVC Pulsar Venture Capital主催でロシアのスタートアップが日本のマーケットに参入するのを目的としたアクセラレータープログラム「Japan Bootcamp 2020」が開催されました!
弊社代表の大森が日本側のメンターとして、日本のスタートアップ・エコシステムに関する講義とロシアのスタートアップに対してメンタリングセッションを設けさせていただきました。

PULSAR VENTURE CAPITALとは?

Pulsar Venture Capitalとはロシアのカザンに拠点を置き、ロシアのスタートアップだけでなくアメリカやヨーロッパのスタートアップにも投資を行うVCです。また、ロシア語圏のマーケットも対象としておりCIS諸国のスタートアップに対するネットワークも多く持っています。実際にウクライナ、ベラルーシ、キルギス、カザフスタン等出身の日本では馴染みの無いスタートアップとのネットワークもある事からアメリカやヨーロッパ以外の地域でもスタートアップ・エコシステムの急速な発展が伺えます。

また、東京でもBootcampを開催する等、日本のスタートアップ・エコシステムに対しての強い関心も持っています。現在弊社RouteX Inc.でもPulsarとの連携を進めており、今回「Japan Bootcamp 2020」のメンターとしての招待をいただきました。

イベント概要

今回のオンラインACCELERATION PROGRAMはPulsar Venture Capitalが主催し、日露双方のマーケット特性の違いを理解する事やロシアのスタートアップに実際に日本のスタートアップ関係者に触れてもらう事で、さらに日本のスタートアップ・エコシステム環境に対しての知見を深めて将来的な進出の可能性を探る事が目的とされています。この「Japan Bootcamp 2020」は先日オンラインで開催され、弊社の大森も審査員を務めさせていただいたオンラインピッチ選考会を通過したスタートアップ11社のみが参加を許されている事からも既に成長を期待されているスタートアップばかりです。先日のオンラインピッチ選考会の様子はこちらからご覧ください。

オンラインピッチ選考会の際に挨拶をするPulsar Venture Capital代表のPavel氏

今回のACCELERATION PROGRAMは主に4つの事を目的に運営されています

1
日本のスタートアップ・エコシステムに直に触れ、その成長性や今後の連携可能性を探る

2
中長期的に連携可能性のある日本の投資家やパートナー候補者とのネットワーキング

3
海外でビジネスを行うには商慣習や法律の違いなど多くの課題があり、現地の協力者を見つける手助けを行う

4
実際に外国人として日本のマーケットに参入し、成功した経験のある起業家から海外で成功するためのノウハウを共有してもらう

実際に当日はロシア人で日本で起業し、日本のVCやエンジェル投資家からも出資を受ける事に成功したLikePayのIgorさんもメンターとしてご登壇されていました。RouteX Inc.ではIgorさんにインタビューをさせていただいた事があり、外国人として日本で起業する上でのペインを数多く共有いただきました。
Igorさんへのインタビュー記事はこちらから

Why Japan from Russia ?

では、なぜロシアのスタートアップが日本のマーケットを狙う必要があるのでしょうか?
実は日本には以下6つの様な機会があると紹介されています。

1
日本経済は世界各国と比べると比較的安定しており高水準を維持している

2
日本を通してアジアという広大なマーケットへ参入できる可能性がある
(世界の30%のマーケットシェアをアジアは持っている)

3
外国で起業する場合はビザの問題が大きいが、福岡の様な特定の地域ではスタートアップを優遇したスタートアップビザが発行され、チャレンジの機会を与えられる

4
日本はIT大国としても知られており、継続的に海外のイノベーションのリサーチを行っており、協業に関しても積極的である

5
日本では高齢化が急速に進行しており、労働者人口を増加させる目的で外国からの移住に対して寛容になりつつある

6
日本には大企業も多い事から、約40%のスタートアップが大企業から出資等を受けており、大企業との協業のチャンスも豊富にあるため

弊社代表の大森がロシアのスタートアップのみなさんに日本のスタートアップ・エコシステムについて解説している様子

今回は「Venture Capital and startup market in Japan」をテーマに日本のスタートアップ・エコシステムの現状と機会をRouteX Inc.の活動で得た知見を元に具体的にご説明させていただきました!大森は元々ロシア関係を専門としており、海外のスタートアップ・エコシステムのリサーチの中でもロシアを一番に注力している事からも日本とロシアのスタートアップ・エコシステムの違い等に関しても熟知しております。

日本のスタートアップ・エコシステムが毎年成長している事が分かります。
日本には数多くの独立系VCやCVCがあり、投資を受ける機会も多くあります。
また、外国人起業家への投資を積極的に行っている所もあり、日本のマーケットへの参入チャンスは大いにあると言う事が出来るのではないでしょうか。

日本のスタートアップ・エコシステムの概観だけでなく、日本のユニコーンの事例やアーリーステージで注目されているスタートアップを数社ご紹介させていただき、具体的にロシアのスタートアップの皆さんに日本のスタートアップのトレンドをお伝えさせていただきました。日本は紙文化を無くす事や行政手続きの簡略化など、これまでのレガシー分野をテックで解決する事を目的としたスタートアップが多いですが、ロシアも同じ様に行政手続きにとても時間がかかり、煩雑であるという課題を抱えているので日本での解決のためのアプローチ手法という事で何か参考になっていれば嬉しいです。

今回の様にアクセラレータープログラムでのメンターやスタートアップ・エコシステムに関する勉強会の講師に関して多くの経験がありますので、もし弊社へのメンター等のご依頼を検討いただける方はぜひお問い合わせからお気軽にご相談ください!

弊社主催の勉強会はこちらから

今回のアクセラレータープログラムに参加したモスクワ本社のGetTransport/ 荷物を運びたい人と送りたい人をマッチングさせるプラットフォームを提供
画像は公式サイトでのサービス説明
メンターにはそれぞれのスタートアップの現状やマイルストーン等の詳細な情報が共有されています。

また、メンターには今回のアクセラレータープログラムに参加しているスタートアップの詳細な情報が共有され、それぞれの知見を活かしてサポート出来るスタートアップに対してアドバイスを個別に行う事が出来ます。(実際は具体的なマイルストーン等も資料には記載されていますが、今回はメンターへの公開のみなので非公開)

また、プログラムの後半はメンター陣とスタートアップのFounder陣とのメンタリングセッションが用意されており、日本のマーケットに詳しい専門家達がロシア等から日本のマーケットに入る際の課題や機会を個別に説明していました。
今回、大森が参加させていただいたのはhunfi.worldというハンティング用の情報共有を行うマップを提供するスタートアップです。日本ではハンティングに関する規制や人口が違う事からスケールが難しい、もしくはスタートする事が出来ないという様な明確な違いを始め、事前のマーケットリサーチがデータが日本語でしかないので共有して欲しいというベーシックな物まで様々な質疑応答が繰り返されていました。

いかがだったでしょうか?
普段自分たちが海外進出する際の課題がロシアの人たちにも日本進出で同じ問題にぶつかっているという事が伝わったのではないでしょうか?
海外という全く違うマーケットに進出する際には事前のリサーチが極めて重要であり、今回の様な講義やメンタリングを通して日本への進出決定や検討し直す事が出来るので、やはり現地に精通した専門家とのディスカッションは非常に重要と言えますね。

RouteX Inc.では毎年ロシアのスタートアップ・エコシステムの現地調査を行っており、首都モスクワ近郊に政府主導で開発が進むイノベーション都市スコルコボを中心としたスタートアップとの連携の強化に動いております。
また、今回のPulsarの様にカザンを中心としたロシアのスタートアップ・エコシステムの動きも活発になっている事から、今後はモスクワやスコルコボだけでなく、ロシアの他の都市へのリサーチへと活動も広げていく予定にしております。
これまでのロシアでの調査活動はこちらからご確認いただけます。

RouteX Inc.では引き続きスタートアップ・エコシステムにおける「情報の非対称性」を無くすため、世界中のスタートアップとの連携を進めてまいります。
RouteX Inc.との協業やパートナーシップにご興味のある皆様はお気軽にお問い合わせください。